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ロアルド・ダール「あなたに似た人」
2007.03.15 (Thu)

風邪を引きました。そしたら母が電話してきました。

母 「あんたまた風邪引いたの」
自分「青雲wwwそれはwwwwww」
母 「体調管理しっかりせな」
自分「君がwww見た光wwwwww」
母 「もうええわ。仕送りカットするから」
自分「そんな」

最近、家族とすら話がかみ合いません。
つらいことです。市ノ瀬(仮名)です。

さて今日は、ロアルド・ダール「あなたに似た人」です。
ロアルド・ダール、はあれです。「チャーリーとチョコレート工場」を書いた人。一般には児童向けの作家と思われてるんでしょうか?

しかし、この「あなたに似た人」はどっちかというと大人向けのブラックな短編集。ブツリと途切れるように終わり、意地悪な余韻が残る「味」や、シニカルなオチの語り口にうならされる「皮膚」「偉大なる自動文書製造機」、張り詰めたような緊迫感でギャンブルを描写するの「南米から来た男」などなど、どの作品も強烈な毒が利いてます。

何より、物語の盛り上げ方がうまい。胃がキリキリしてきそうなぐらい緊張感のある描写であふれていて、読んでて深呼吸したくなります。

あらすじを書きたいところですが、なにせあらすじを知ってしまうと面白さが半減してしまうものが多いので割愛しました。毒の効いたブラックなものが読みたい方にお勧め。

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【記事編集】 |  16:12 |  読書(娯楽)  | トラックバック(0) | コメント(35) | Top↑
梅田 望夫「ウェブ進化論」
2007.03.12 (Mon)

二日酔いの朝はビールに限ります。市ノ瀬(仮名)です。
目玉が黄色いのは多分、光線のせいでしょう。

今日は早めに本題に入りましょう。梅田 望夫「ウェブ進化論」です。

んーなんと言ったらいいか・・・。あまりに雑駁とした議論が続くのでお勧めできないです。読んだのは少し前なので、ひとつだけ問題点を挙げておくと・・・。

・既存メディアとWeb2.0は対立しているのか?

「みんながこう思っているからそうなんだろう(もしくは、知らないけどたぶんこうなんだろう)」って感じで誤った考え方や情報が蔓延してしまうことが、社会で問題となることが往々にしてあります。

既存メディアはその「なんとなくこうなんだろう」という壁を破らなければならない。だのに、商売のことでで頭がいっぱいのなのか、空気に逆らうのが恐ろしいのか、その役目を果たさないことが多い。それどころか意図的に誤った情報を流したり、真実を隠すことすらあるのです。

既存メディアのこういうところが問題です。

だけど、既存メディアを超える力がWeb2.0(ようするにネットの世界)にあるのかというとそうでもないと思います。

よく「ブログが炎上」して閉鎖に追い込まれたり、「祭り」が起こったりしています。まあ、確かに頭悪いことをうっかり書いてそういうことが起こることがありますが、一概にそんなことばかりでもないのです。

要するにネットの世界でも「なんとなくこうだろう」という壁はなかなかくずせないし、例えば「その壁が少しゆがんでいるから修正しよう」というような「空気の読めない」発言は容易に受け入れられない気がするのです。

この本の著者はこの辺のことを少し楽観的に書きすぎている気がします。

情報の共有や収集において、WEB2.0は多大な利益をもたらす、というてんには同感ですが。



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佐々木さん(仮名)「沼人村」「煙撒庵黄印居士」
2007.03.11 (Sun)
地元の友達(と自分は思ってる)にばったり会いました。

「そういや今お前何してるの?」
「んー、けだるくFラン大学生してるよ」
「まじかー」
「まじまじ。おちんちんびろーん」

ドン引きでした。何が悪かったというのだ。一之瀬(仮名)です。

書店に行くと最近よく
「ネットから火がついて出版されましたヒャホー」
なノリの小説が平積みされてるのを見かけます。有名どころだとYoshiの「Deep Love」とかでしょうか(まあ・・・なんて言ったらいいのか・・・この作品はお勧めしません) 。

で、自分もネット小説をちょくちょく見るのですが
「文章うまいなー。この人」
と思わずつぶいやいてしまうようなのが結構あります。その10倍ハズレもありますが。

そこで佐々木(仮名)さんの「沼人村」「煙撒庵黄印居士」です。「沼人村」は現行のブログ。「煙撒庵黄印居士」(旧ケムマキ)は過去のです。

いずれも不気味でホラー、でもどこかコミカルな短編がアップされています。登場人物も実にユニークで、近頃腐女子な親類の娘であるところのミドリさん(現在16歳)や胡散臭い知識ばかり披露する双子の兄、インド帰りで不思議な道具を持っている久冨さんなどなど、読んでいて飽きさせません。

文体にも特徴があって「、」をほとんど使わず、代わりに空白を多用するなど、ネットならではの表現方法を取っているのも独特の世界観を際立たせます。
あと、ときどきロリコンネタが出ます(笑)少し前のミドリさんネタなんかによく。

ネット小説ー?面白いんかよそれ。って人にお勧め。
リンクに入れときましたので是非。

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筒井康隆「13人のうかれる男」
2007.03.10 (Sat)

家では裸族。一之瀬(仮名)です。

裸族とはいえ服がなくては生活できません。世知辛い世の中になったものです。早速服屋へ。

「いらっしゃいませー!」
「本日はどのようなものをお探しで?」
「いやー、今年はこういうの来ますよ!」
「コレにはこういうのあわせたら今っぽいですね。パンツはこういうので・・・(あれよあれよという間にトータルコーディネイトされる)」


<感想>

服屋のイケメン店員は怖い。
(いや自分が勝手に怖がってるだけですが)
(結局、手ぶらでかえったよ)
(泣いてなんかいません)

<ここから本題>

さて、ここで筒井康隆「13人のうかれる男」です。
なんという脈絡のない話題のつなぎっぷり・・・。潔いほど空気を読めない自分の本領発揮です。そういえば別れたばっかりの二人に「おまえら最近どうなの?」と聞いたこともあります。あの時は真剣に消えたいと思った。

<あらすじ>

日本で始めての陪審員裁判。その陪審員に選ばれた男たちは日本中が自分たちに注目していることにすっかりうかれてしまい、明らかに無罪の被告を無理やり有罪にしようとしてしまう。たった一人だけ冷静な陪審員が必死に正しい判決を下そうとするのだが・・・。

<感想>

全体的に筒井康隆らしい毒のある笑いであふれています。特に、
「有罪!」「わっしょい!」
「有罪!」「わっしょい!」
の部分は思わず笑ってしまいました。
お前ら陪審員が何してんだよw、って脳内ツッコミが出て。

しかし、ただのブラックパロディで終わらないのが筒井康隆。

本来、「空気」など読んではいけない分野(司法やマスコミなんか)が「空気」を読んでしまったらどうなるか。「空気」に逆らうことがいかに難しいか。「空気」に従わない人間を人々がどう扱うか。読み終わると、背すじが思わず寒くなるような可能性を考えてしまいます。

まあ可能性、というか現実にマスコミや司法が「空気を読んで」行動したと思えない事件が何度かおきているようですが。例えばホリエモン事件のときの時間外取引に関する裁判とか。

オレ?空気なんか読めないぜ!って人にお勧め。

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【記事編集】 |  18:53 |  読書(娯楽)  | トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑
木暮太一「落ちこぼれでもわかる経済学の本」シリーズ(ミクロ・マクロ)
2007.03.08 (Thu)
「月面を北に300km・・・」
「・・・そこからなら恥丘が見えるんだね!?」

今日もさわやかにいきましょう。市ノ瀬(仮名)です。

さて、自分はスタバの雰囲気にすらビビッて長居できない超チキン大学生(というか引きこもり)なんですが、本屋では平気で何時間もいます。店員の顔どころか大体のシフトまでわかってしまうという・・・ッ。休みの日に何をやってるんだ自分は・・・ッ。

しかも書店をいくつか使い分けていて、今のところ
・雑誌と漫画とXXX本買う店
・カタい本か小説買う店
の二つがあります。あと専門書は図書館。

なぜこんなことをしてるのか?
「品揃えとか店の方向性で決めてるんだ(´・ω・`)」
と言い訳したい。しかし事実は単に
「よく使う本屋でXXX本買うのは恥ずかしい」
という中学生レベルのことをやってるんです。ああ、書いていて本当に自分は大学生なのかどうか自信が・・・。
(しかし今日もXXX本用の書店へ行く気マンマン)

話がそれてしまいました。

そんなこんなで今日はついホイホイと買ってしまった
木暮太一「落ちこぼれでもわかるマクロ経済学の本」「落ちこぼれでもわかるミクロ経済学の本」
です。

経済には前から興味はあったんですが、金融政策だ、名目GDPだと正直あまり意味がわかりませんでした。で、何か入門書はないかと思ったものの、分厚いのに最初からチャレンジして挫折したら自己嫌悪に陥るのでこの本ですよ。

で、感想。

落ちこぼれでもわかる〜、のくだりは間違ってはないと思います。ただ数式はしっかり出てくるのであまり流して読めるものでもないかな。内容については理系の大学生じゃ知らないことが結構書いてあるので勉強にはなったと思います。マクロ編の「IS‐LM分析」やミクロ編の「企業の行動」あたりはしっかり読まないとチンプンカンプンになるかも。

アマゾンの書評なんかを見てると酷評してる人も結構いて、彼らいわく
・経済学を深く勉強するには内容が浅い。
・資格勉強などではほかのもっと厚い本のほうがよい
らしいです。まあいわれてみればそんな感じもするのですが。

要するに良くも悪くも入門書の入門書。
この本を足がかりにしてほかの本にも当たってみようと思えるつくりです。決して難易度の高い本じゃないですから。次はスティグリッツのあの分厚い本でもチャレンジしようか・・・。

経済ちょっとかじってみようか、という人にお勧め。

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